
聖のおはぎ
長野県麻績村のスーパーの手作り「おはぎ」です。2025年9月から販売し、売り切れる日もあるという人気ぶりで、お彼岸にあわせて3月19日も多くの人が買い求めていました。
一粒一粒、小豆の形がしっかりと残った「粒あん」。炊いた米を丸くしてこの「粒あん」で包めば、「おはぎ」の出来上がりです。
販売しているのは、麻績村にある「A・コープおみ店」です。
お彼岸ということもあり、19日も多くの人が買い求めていました。
購入客(麻績村から):
「以前食べて、おいしかった。あんこもちょうどいい甘さ。お彼岸ということで、ちょうど息子が帰省してくるので食べさせてあげようかな」
人気商品だというおみ店の「おはぎ」。
販売を始めたのは、2025年9月からですが、その背景には「村の人口減少」がありました。
A・コープおみ店 総菜部門主任・飯沼亮輔さん:
「(村の)人口減が一つの課題になっていて、店でも年々客数が減っている。何かお客さまに魅力を感じていただける商品がないか」
2018年には2772人いた村の人口も、年々減少していき、今では2324人。この8年で450人近く減りました。
この影響で買い物客も減少。
何か地域を盛り上げる方法はないか―。
そこで店の従業員たちが考えたのが「おはぎ」でした。
もともと、あんこを使った商品の売れ行きもよく、総菜部門担当の飯沼亮輔さんが和菓子店に勤めた経験もあったことなどから、飯沼さんを中心に試作を繰り返しました。
飯沼さん:
「あんこ自体、甘すぎると食べたときに重い感覚になるので、あっさりと召し上がっていただきたいなと」
おはぎに使う「粒あん」は北海道産の小豆を使用。
塩と砂糖だけで味付けし、あっさりした甘さが特徴です。
もち米と白米を合わせて炊いたコメを小さく丸め、たっぷりのあんこで包めば完成です。
味は、粒あんと、黒ゴマ、きな粉の3種類。
村にある「聖高原」にちなんで「聖のおはぎ」と名づけました。
(記者リポート)
「モチモチとした食感とたっぷりのあんこ。満足感があるものの、程よい塩気と控えめな甘さで重くなく、ぺろりと食べられます」
すべて手作りで、一日70個から100個ほど作っていますが、昼ごろには売り切れてしまう日もあるということです。
筑北村から:
「来てもないときもありますよ。きょう、早めに来たんです。終わっちゃうと困るから」
麻績村から(孫):
「きな粉とゴマ(を選んだ)。きな粉が好きだから」
祖母:
「この地域で(スーパーが)ここしかないから、みんなで買って大勢来てくれたらいいな」
麻績村から(孫):
「手作りだから作った人の愛が込められていていいな」
A・コープおみ店 総菜部門主任・飯沼亮輔さん:
「おみ店にくればこの『おはぎ』があるという魅力、認知度につながればいい。麻績村自体が自然を感じていただける場所としてもすごくいいかなと思うので、ぜひ村に足を運んでいただければ」

