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産経新聞 長野版で毎週木曜に掲載されている、「NBS アナウンサーブログ VOICE」の記事をご紹介するページです。
アナウンサーがテレビで見せる顔とはまた違う一面を、コラムを通してお届けします!

重盛赳男 「パリ五輪、いよいよ開幕!」 (2024年7月25日掲載)

 いよいよあす26日に、夏のスポーツの祭典・パリ五輪が開幕! 担当するニュース番組「NBSみんなの信州」(月-金午後6時9分から放送)でも、14人の県関係選手をご紹介しました。
 先日、スケートボードのパーク種目に初出場する、小川村出身で白馬村在住の永原悠路選手の練習を取材しました。「秘策」とするのは、板を1回転・身体を1回転半する大技「フリップ540」。試合で決めたことがないその技の完成度を高めるべく、練習に励んでいました。
 スノーボーダーの父・伸一さんの影響で、小学校1年の時に競技に取り組み始めましたが、伸一さんに聞くと「やれと言ったことはない。子育ての一環として当たり前のサポートをしただけ」。親の支えもあり、のびのびと「好き」を突き詰めたことが、五輪初出場という結果につながったのだと感じました。
 パーク種目は、8月7日。興味の赴くままにたどり着いた世界最高峰の舞台。伸一さんも見守る中、永原選手がのびのびとした滑りを見せてくれることを期待します!

久保 結 「はじめまして!」 (2024年7月18日掲載)

 長野県の皆さん、はじめまして。7月から長野放送に仲間入りした久保結と申します。東京都出身で、長野県には子供のころから旅行や学校の行事などでもよく遊びに来ていました。そんななじみある場所で働けることになり、とてもうれしいです。
 長野県民になって2週間。夏の味覚を堪能したり、スポーツ観戦をしたりと、これから楽しみにしていることが山ほどある中で、早速かなったものがありました。それは「自然のアクティビティ」への挑戦です。「夏の信州」をテーマに、ずっとやってみたかったキャンプやSUP(サップ)を初体験! 四方を山に囲まれた穏やかな湖の上で心地よい風を感じ、心が穏やかになるようなたき火の香りに癒やされ、眼下に広がる松本の夜景に感動し…五感で自然を堪能してきました。
 その模様は、26日(金)夜7時からの「フォーカス∞信州」で放送予定です! これからもあらゆることにアクティブに挑戦していきますので、よろしくお願いいたします!

松山航大 「信州の若者にエール」 (2024年7月10日掲載)

 信州で学ぶ全ての若者を応援する「学校テレビ」。架空の生徒会「信州∞生徒会」が、県内の学校の話題をお届けする青春バラエティー番組です。今年3月の第1弾に続き、今月6日に第2弾を放送しました。
 今回の舞台は、飯田市の下伊那農業高校。FANTASTICSの澤本夏輝さん(松本市出身)が、一日体験入学しました。番組では、農業や畜産を学ぶ専門的な授業やユニークな部活動を紹介。また、生徒たちが農業高校に入学した理由や、将来の夢などもインタビュー。アツい気持ちで農業に取り組んでいる姿が本当に素敵で、信州で学ぶ若者から勇気をもらえます。その他、長野市七二会の小学校の話題もあります。
 長野県の学校で、今、若者がどんなことを学んでいるのか? どんな目標を持っているのか? 若者たちの思いが伝わればよいなと思っています。番組は、今月13日まで見逃し配信サービス「TVer」で無料配信中。ぜひごらんください!

毛織華澄 「下半期に突入」 (2024年7月4日掲載)

 7月に入り今年も折り返し、下半期に突入しました。担当している情報番組「土曜はこれダネッ!」(毎週土曜日午後6時放送)では、視聴者の皆さんから番組にメッセージを送ってもらうコーナーがあります。放送の特集コーナーや季節の移り変わりなど、その日に合わせたメッセージテーマを話し合って決めています。
 6月29日放送のテーマは、「上半期頑張ったこと」。お弁当作りに子育て、小学校の運動会など、幅広い世代の方々から届きました。メッセージコーナーは、県民の皆さんと少しつながれるような、世間話をしている感覚になるので大好きです。また、私自身、日常のちょっとした変化に気づくきっかけにもなっています。
 私の「上半期頑張ったこと」。あっという間に過ぎていったなぁ…。ただ一つ一つを思い返すと、思い出は尽きないものです。取材に行ったお店の方は元気かな?上半期は結構早起き頑張ったなぁ。と、下半期に入るタイミングで、自分をねぎらう時間を作るのもいいなと感じました。令和6年の後半も駆け抜けましょう。

大谷香奈絵 「愛情をまとった“おしゃれ”」 (2024年6月27日掲載)

 今月から「ふるさとライブ」(平日午後3時20分生放送)を担当しています。2児の母でもある汾陽アナウンサーとともに、母親目線も大切に番組作りに奮闘しています。
 火曜日は、クッキングコーディネーター浜このみさんの「ふるさとキッチン」。簡単においしく作れるレシピを紹介しています。毎回、発想豊かな味付けやアイデアには脱帽ですが、今回はちょっと違う視点で。
 浜さんは、とってもおしゃれ。色や素材、小物まで、その日の料理に合わせたファッションで登場します。どこで服選びをしているのか聞くと、母親と一緒に、地元・塩尻市の洋服店で“衣装”を選んでいるそうです。「せっかく服を買うなら、地元のお店で。母は、派手すぎるとか、はっきり意見を言ってくれるの。母も張り合いみたい。」そう語る浜さんがとても幸せそうで、こちらも優しい気持ちになります。
 今回の衣装にはどんなエピソードが隠れているのかな? そんなことも想像しながら、番組をお楽しみいただけたら幸いです。

小宮山瑞季 「たいせつなきみ」 (2024年6月20日掲載)

 今年4月から県内で配布が始まった「リトルベビーハンドブック」。2500グラム以下で生まれた「低出生体重児」のための母子手帳です。小さく生まれた子供のお母さんは、子育てに関して不安だったり、落ち込んでしまったりすることもあるそうで、県の担当者は「ゆっくりだけど必ず子供は成長していく。手帳が、子供の成長を感じ、家族の精神的フォローに繋がる存在になれば」と話しています。
 一般的な母子手帳と違う点は、自由記入欄が多いこと。また、体重をグラフで記録する「成長の記録」は、一般的な母子手帳は1キログラムスタートの所、0グラムからとなっています。キログラム未満で生まれても、家族は、その子のペースに合わせ、具体的に成長の様子を記録することができます。
 母親たちの声が反映された手帳。家族の安心材料として役立つと同時に、子供が成長した時にはきっと親の愛や人生の糧となる「宝物」となるでしょう。「リトルベビーハンドブック」は県内10カ所の周産期医療施設で配布しています。

宮本利之 「松本が舞台 山岳医療ドラマ」 (2024年6月13日掲載)

 「エルピス」「春になったら」「アンメット」。いずれもNBS月曜夜10時のドラマ枠のタイトルで、私の心に残っている作品です。この枠で7月から始まるのが、山岳医療をテーマにした「マウンテンドクター」です。
 舞台は松本市で、広報資料には、青年医師が山岳医や患者との触れ合いを通して成長していく姿を、圧倒的なリアリティと壮大なスケールで描くとあります。“山岳医療”そして“壮大なスケール”となれば、それはセットではなく、雄大な山並みが間近にそびえる土地でロケを行うのが王道…。というわけで、松本市はじめ県内各地で撮影が進行中で、私たちの見慣れた風景が画面に彩りを添えることになりそうです。
 プロデューサーの近藤匡さん(関西テレビ)は松本市の出身で、松本の若者の群像劇「白線流し」に感銘を受け、いつか自分も故郷を舞台にドラマを制作したいという夢を持ち続けていたとのこと。近年、ロケ地としてその名声を高めつつある信州に、また一つ代表作が誕生する予感です。

汾陽美樹 「信州の幸せ守るために」 (2024年6月6日掲載)

 先月、長野県が推進している「しあわせバイ信州運動2024」のキックオフイベントがあり、MCを担当させていただきました。これは、県内の経済循環のために県産品の購入や消費、地元店舗の利用を促すものです。
 私たちは日々の生活の中でいろいろな買い物をしていますよね。例えばスーパーで野菜を買う際、少しでも安い外国産を手に取ることはありませんか?正直、私もそうでした。
 しかし、今回のイベントを通し、積極的に県産の農産物を購入することで、信州の農林業を支え、田畑や森林の維持、最終的には活気や笑顔、幸せあふれる信州につながるということを理解しました。また、県産品を探すことで、季節の旬の農産物や、それらの栽培が盛んな地域などを知ることができ、信州の魅力を発見する楽しさもあります。
 日々の行動の中での県民一人一人の小さな心がけが信州の幸せを守るための大きな力になります。今後もどれを選ぶか迷ったときは積極的に県産品を選択しようと思います。

重盛赳男 「パリに挑む信州のマーメイド」 (2024年5月30日掲載)

 パリ五輪まであと2カ月弱。各競技の日本代表が続々と決まっています。県関係でも、飯田市出身でカヌーの矢澤亜季選手や、佐久長聖高校出身でマラソンの大迫傑選手が名を連ねています。
 先日、水泳のアーティスティックスイミングの日本代表が発表され、千曲市出身の和田彩未選手と、長野市出身の小林唄選手が選出されました。ともに長野ASクラブ所属で、デュエットを組むなど切磋琢磨。長野市出身でリオ五輪銅メダリストの箱山愛香さんの後輩です。かつての映像を見返すと、銅メダルを持って長野駅に降り立った箱山さんに花束を渡したのが和田選手。インタビューには「次は私が五輪に」と答えていて、その夢をかなえました。代表選出後に取材すると、「今度は自分が後輩の憧れの存在になれるように」と、9年間で頼もしさが増していました。
 「2人で長野にメダルを持ち帰りたい気持ちは大きい」とも。ニュースでも2人の活躍を「熱く」お伝えします!

松山航大 「「土曜はこれダネッ!」復帰と20周年」 (2024年5月23日掲載)

 今年4月から「土曜はこれダネッ!」(毎週土曜午後6時放送)のMCを担当しています。入社1年目の秋から中継や天気コーナーを務めた後、令和元年の秋に「ふるさとライブ」(平日午後3時20分〜)へ。以来、実に4年半ぶりの「これダネッ!」復帰です。
 少し期間が空いていたので、まだちょっとだけ緊張していますが、スタジオは変わらずアットホームな雰囲気。グルメやレジャー情報とともに、その空気感もお届けできていれば幸いです。
 さて、今年、番組開始から20周年を迎えました。節目の年、さらに県民の皆様と仲良くなりたい…。ということで、「県民とつくるこれダネッ!」をテーマにお送りしています。
 「県民タイトルコール」は、視聴者による元気なタイトルコールを取材&募集!番組内で放送中。また、視聴者からお寄せいただいた情報をもとに「20周年企画」を取材&放送します。「誰かに感謝を伝えたい」「お手伝いしてほしいこと」など、企画のタネを募集中。節目の「土曜はこれダネッ!」をよろしくお願いします。

毛織華澄 「母の日の思い出」 (2024年5月16日掲載)

 4月から新年度が始まり1カ月がたちました。この時期に毎年やってくるのが「母の日」です。
担当する番組「土曜はこれダネッ!」(毎週土曜日午後6時放送)の天気コーナーで、「母の日」に大忙しの生花店を取材、そして実際に母にカーネーションを渡しました。地元・福岡県を離れて働いている私。母とは毎日のように夜、テレビ電話をして何でも話す仲ですが、改めて感謝を伝えるのは照れくさいものですね。
アトピー性皮膚炎で、幼い頃は、外に出られない、幼稚園に行けないほど症状が重い時期もありました。そんな時に、毎日ケアをして、かゆいと泣く私を徹夜でさすってくれていたのが母。私が小学生になるまで、ほとんどゆっくり眠れなかったのではないかと思います。今になって母の無限の愛に偉大さを感じます。
カーネーションを渡した際「元気で何より、信州で頑張れ」と言ってくれた母。また信州の皆さんへ役立つ情報をお届けしなくては!と背筋が伸びました。

大谷香奈絵 「ことばで伝えるってうれしいね」 (2024年5月9日掲載)

 みなさまお久しぶりです! しばらく育児休暇をいただき、4月から仕事復帰しました。
 「ホー、ホケキョ!」上手に鳴き始めたウグイスの声。 「ケキョケキョ!!」とにぎやかにまねする子供たちと、柔らかい新緑を仰ぎながら登園・出勤するひとときが、毎朝のささやかな楽しみです。
 1歳半になった息子は、少しずつ言葉がでてきました。 「クック!(靴)」と目を輝かせて外に出る要求をしたり、 夜眠りにつく前に「ママ、パパ、ねぇね、にーにー。」と、家族一人一人をかみしめるように言い並べては、にんまりと笑ったりします。 その姿は「ことばを発せられることの喜び」が満ちあふれていて、そうだこれこそコミュニケーションの原点だよな〜って、ひそかに感動しています。
 久しぶりにマイクに向かう日々。息子のそんな姿を頭の片隅に、まずは自分の声やことばで伝えられる喜びを胸に、視聴者のみなさんに喜んでいただける番組作りをしていきたいと思っています!

小宮山瑞季 「かっこいい人生に」 (2024年5月2日掲載)

 「新たなことを始めたい」「自分の人生はこのままでいいのだろうか」そう考えたことはありませんか?忙しく過ぎ去る毎日の中で、ふと立ち止まって人生を振り返ってみると、やってみたいことや挑戦したいことが湧いてくるかもしれません。
 夕方のニュース番組「NBSみんなの信州」(月~金午後6時9分放送)で紹介したのは、教師を辞めパン店を始めた男性に、脱サラして養鶏を始めた男性。畑違いの職業に思い切り飛び込んだ2人です。楽しそうに、生き生きと働く姿を見て、私はハッとさせられました。大人になるほど、初めて出会うものに不安を覚え、ゼロからのスタートへ勇気を持てなくなっていました。ただ、やりたいことを我慢する人生はもったいないのではないかと思ったのです。
 職業を変える、住む土地を変えるなど大きな変化だけではなく、趣味を増やす、行ったことのない場所に行ってみる。そうした気軽にできる挑戦から、また新たな夢が生まれるかもしれません。1度しかない人生…挑戦し続けられるかっこいい人生にしたいものです。

宮本利之 「「土曜はこれダネッ!」が“20歳”」 (2024年4月25日掲載)

 「土曜はこれダネッ!」(毎週土曜日午後6時放送)が20周年の記念イヤーを迎えました。私は番組開始から平成30年3月まで出演者として、そして今はプロデューサーの立場で関わっています。
 スタッフの顔ぶれを見てもスタート当時のメンバーは私一人だけ。時の流れを実感しますが、それは視聴者のみなさんにとっても同じことで、さまざまに環境が変化する中にあっても番組が常にみなさんの生活に彩りを与える存在であったらと思っています。
 さて、番組の今年の大きなテーマは「みなさんとの接点を大事にする」ということです。“20歳”を迎えさらに成長するために、長野県に根差して生きるみなさんの力を借りて、信州に誇りを持てる情報を発信していきたいという思いです。以前から私の目標は「これダネッ!」が日本で一番視聴者に愛される番組になること。小沢健二の名曲「愛し愛されて生きるのさ」のように、“信州を愛し”そしていつか“日本一愛される”番組になる日を思いながら次の土曜日を迎えます。

汾陽美樹 「育児で身に付けた対応力」 (2024年4月18日掲載)

 ご無沙汰しています。この春、1年半ぶりに育児休業から職場に復帰し、視聴者のみなさんや、「おかえり~!」と温かく迎えてくれたNBSの仲間のおかげで楽しく仕事をさせていただいています。
 間もなく3歳と1歳半になる2人の子供とはだいぶ意思疎通ができるようになってきました。ただ、まだまだこちらの思いが伝わらないことも多く、急いでいる時に限って全然話を聞いてくれず、「早くして!」と叫びたくなる時がありますが、その声掛けは逆効果で、憎たらしいくらい反抗してきます。
 そうした中、心がけているのは「全力で演技をすること」。「あ! 早くしないとオバケが来ちゃう!」と怖がってみせるとおもちゃの片づけをはじめたり、なかなかトイレに行かせてくれない時は「あれ? トイレの場所忘れちゃった…」と困った様子を見せると、「こっちだよー!」と案内してくれたりと、面白いように素直に行動してくれます。
 日々の育児で鍛えられている臨機応変な対応を仕事でも生かしていきたいなと思います。

重盛赳男 「数字で見る伊那駅伝」 (2024年4月11日掲載)

 3月末、伊那市で「春の高校伊那駅伝」が開催されました。「駅伝の新人戦」とも言われる全国最大規模の高校駅伝で、北は北海道、南は沖縄から、男子127チーム、女子54チームが出走。NBSでは男子のレースを生中継しました。
 数字で男子のレースを振り返ります。127チームは過去2番目の規模。昨年12月の全国高校駅伝(都大路)出場の47校中30校も出走し、質・量ともに高レベルでした。
好記録も誕生! 京都・洛南の優勝タイムは2時間6分56秒で、歴代2位の好タイム。準優勝の佐久長聖の2時間7分47秒も2位としては歴代最速で、地元校の意地を見せました。区間新記録も6区間中3つで生まれ、近年の長距離界の高速化が、ここでも見られます。
 「春の伊那路を制する者は全国を制す」の言葉通り、過去10年で3つの優勝校がその年の都大路を制しています。さらに8位以内の入賞校いずれかが優勝する確率に至っては、なんと100%! 上位に注目すれば、陸上競技観戦がさらに楽しくなりそうです。

松山航大 「「ふるさとライブ」卒業」 (2024年4月4日掲載)

 3月末で、番組スタートから4年半MCを務めてきた「ふるさとライブ」(平日午後3時20分放送)を卒業しました。
 情報誌「長野Komachi」とのコラボコーナーや、浜このみさんのクッキングコーナー。今では放送されていませんが、毎週、県内各地を取材した街歩き企画など、思い出深い取材が多いです。特に思い出に残るコーナーが「長野県関連トレンドワードチェック」。毎日、検索エンジン「Google」で「長野県」と一緒に検索されたトレンドワードを解析し、ランキング形式で紹介しました。当日の朝に取材、構成をしていくので、かなりヒリヒリする場面もありましたが、「信州のトレンドを視聴者の皆さまへ」という思いを胸にお伝えしました。「フォーカス∞信州」でも、このコーナーから派生した番組が放送されました。
 ご協力いただいた方々、そして視聴者の皆さまへの感謝の気持ちでいっぱいです。4月からは新たな担当番組で県内を盛り上げていきますので、よろしくお願いいたします!

吉岡 麗 「信州での3年間」 (2024年3月28日掲載)

 今年度もあと少しということで、信州生活3年間を振り返ってみました。
 2021年春、入社直後に仲間入りした「土曜はこれダネッ!」では、さまざまな場所に取材に行かせていただきました。「いつも見ているよ!」 この言葉に支えられここまで来ることができました。同時に担当した天気コーナー「ウラランド」では、信州の四季に触れ、いろいろな場所でたくさんの方とお話ししたり踊っていただいたりしました。皆さんの優しさや温かさに触れ「地域の方々と触れ合うことの楽しさ」を身に染みて感じました。本当にありがとうございます!
 そして、「フォーカス∞信州」の取材では3年連続の登山。最近、登った山を見る機会があり「あそこに登ったんだ」と思うと感慨深く、自分の脚と体力にも少しだけ誇りを感じました。険しい登山道は苦労もありましたが、美しいアルプスの景色・雄大さは圧巻で今でも目に焼きついています。
 信州での素晴らしい3年間に感謝をして新年度を迎えたいと思います。

毛織華澄 「北陸新幹線延伸に期待!」 (2024年3月21日掲載)

 3月も後半、県内にも少しずつ春の便りが来ています。ただ、まだ肌寒い日が続くので、体調管理が大切な時期ですね。
 最近のビッグニュースといえば、「北陸新幹線!敦賀延伸」です。「土曜はこれダネッ!」(毎週土曜午後6時)でも、延伸開業当日の様子や福井の魅力スポットをお伝えしました。福井県に取材に行くと、北陸新幹線への期待で県全体がワクワクしている雰囲気がビシビシと感じられました。各地からの観光客を出迎えるため、福井駅前には、“恐竜王国”福井ならではの「ティラノサウルスのロボット」が設置されていました。そのモニュメントを見ながら、「福井が注目されるチャンスだから、何気なく通っていた駅前も誇りに思える」と70代の女性が話してくれました。
 長野県に新幹線が開通したときも、皆さんこんな気持ちだったのかな、県内はもちろん県外から来る方に長野県の魅力ももっと伝わってほしいなと考えながら、ど迫力のティラノサウルスロボットを眺めていました。
 これから福井県から長野県に来る方、北陸新幹線で長野県に立ち寄る方がもっと増えることを期待したいです。もうすぐ新年度、信州をもっともっと深掘りできる取材をしてきます!

小宮山瑞季 「思い出の卒業ソングは?」 (2024年3月14日掲載)

 いよいよ卒業シーズン。別れと出会いの季節がやってきました。卒業式では、歌で友人や先生に感謝を伝えることも多いですよね。
 私は中学生のとき、「旅立ちの日に」を歌いました。「勇気を翼に込めて 希望の風に乗り この広い大空に  夢を託して」。別れは寂しく、新生活への不安もありましたが、これからの出会いや自分への可能性を信じたい、そう思わせてくれるすてきな曲でした。
 みなさんにとっての思い出の卒業式ソングは何でしょうか?夕方のニュース番組「みんなの信州」でアンケートをしたところ、世代により曲も選び方も違うことがわかりました。40代から上は「仰げば尊し」、30代から下は「旅立ちの日に」を歌った人が多かったのです。 
 さらに、今では曲を生徒・児童が選ぶ時代に…。Jポップの曲を歌う学校もあります。歌う曲は変わっていっても、卒業式の思い出はそれぞれの曲とともに、心の中に刻まれていくのでしょう。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

宮本利之 「ダブル受賞に寄せて」 (2024年3月7日掲載)

 このコラムで、以前、FNSソフト工場「オモシロ未来体験 モシモの21世紀」(3/15からTVer/FODで配信)という番組について書きました。これは、フジテレビ 系列局のバラエティー番組のコンペでNBSの企画が採用され制作した番組で、このほど、採用7番組の中で「最優秀」に選ばれまた。24回を数えるソフト工場でNBSが「最優秀」を獲得するのは初めてのことです。
 これに先立ち、同じくフジテレビ 系列局のノンフィクション・ドキュメンタリー番組による「FNSドキュメンタリー大賞」で、家族の看取りをテーマに描いたNBS制作の「最期を生きて〜看取り支える訪問診療〜」が「大賞」に選出されています。前者は制作部、後者は報道部が制作しました。
 それぞれ普段の番組の土俵は異なりますが、放送を通じて、社会の今を、生活を豊かにする情報を届けたいと奮闘する現場の思いが実を結び、皆の励みになる受賞となりました。番組制作に終わりはなく、今この瞬間も日々の放送に向き合い、同時にいつか実現したい番組の構想を練りながら毎日を駆け抜けています。今後のNBS制作番組にぜひご期待ください!!

重盛赳男 「「駅伝王国」信州 強さの理由は?」 (2024年2月29日掲載)

 1月に広島県で行われた「全国都道府県対抗男子駅伝」で、長野は大会新記録の3連覇で、歴代最多10回目の優勝を果たしました。チームの中心・佐久長聖高校は、去年の全国高校駅伝で優勝。女子の長野東高校はおととし全国制覇と、まさに信州は「駅伝王国」です。
 その理由を、夕方のニュース番組「NBSみんなの信州」で追究しました。標高が高く起伏に富んだランナーに適した「環境」、世代を越えて頻繁に開催される「合宿」、伝統的に熱量の高い県民の「駅伝愛」…さまざまな背景が、強さを支えているようでした。
 3月24日には、全国から集う「春の高校伊那駅伝」が開催されます。中継に向けて県外校を取材すると、多くの地元企業やボランティアに支えられ大会への地域の理解の深さをうらやむ声も聞かれました。選手のがんばりと県民の関心が結びつき、駅伝が信州に「文化」として根付いていることが強さの根幹にあると実感し、誇らしい気持ちにもなりました。

松山航大 「青春バラエティー爆誕!「学校テレビ」」 (2024年2月22日掲載)

 長野放送では、若者をターゲットにした特別番組の制作を進めています。その名も「学校テレビ」。架空の生徒会「信州∞生徒会」が、長野県内の学校の良いところやスゴい若者たちを見つけて、全力応援する青春バラエティー番組です。
 生徒会長は、松本市出身でダンス&ボーカルグループ「FANTASTICS」パフォーマーの澤本夏輝さん。「バズバズ部」のコーナーでは、澤本会長と私が、県内の学校を訪ねて「バズりそうな人」を探します。
 生徒会メンバーとして、乃木坂46公式ライバル「僕が見たかった青空」から柳堀花怜さん。佐久長聖高校パフォーミングアーツコースから誕生したアイドルグループ「7限目のフルール」の岡澤唯さんが出演。独自の視点からリサーチした県内の学校ニュースを、全力でプレゼンします。
 「学校テレビ」は、3月2日(土)午前10時45分から放送。TVerやFODでの見逃し配信も予定しています。とにかくロケは大盛り上がり。今から放送が楽しみです。ぜひご覧ください!

吉岡 麗 「レトロ喫茶店の魅力」 (2024年2月15日掲載)

 先日、「土曜はこれダネッ!」(毎週土曜午後6時放送)の取材で地域の皆さんに愛されている喫茶店を取材しました。
 私自身カフェ巡りが趣味。仕事ではありましたが、店こだわりのコーヒーやおいしいスイーツをいただけて幸せな時間でした。プライベートでは、コーヒーチェーン店や新しいカフェに行くことが多いのですが、今回「喫茶店」の魅力にも改めて気づかされました。
 昭和の雰囲気が色濃く残る店内には、ゆったりとした時間が流れているようで、居心地の良さを感じます。とあるお店のマスターは、コロナウイルスの流行や高齢化などで客が減少する苦労もあったそうですが、「毎日真面目に続けることが大切」と話していました。こうした辛抱もあって、常連客だけでなく新規のお客さんにも愛され、また地域に根付く存在としてあり続けるのだなと感じました。そして、それぞれのお店にカラーがあり心温まりました。
 取材した模様は、17日の「土曜はこれダネッ!」で放送予定です。

毛織華澄 「雪を満喫」 (2024年2月8日掲載)

 今年に入り、もう1カ月がたちました。暦の上では春になるこの時期。県内も南の方では福寿草などが顔を出し、一足早い春の訪れを知らせています。しかし、信州はまだまだ冬の寒さが続きますね。
 信州2年目の冬は、「雪」を満喫しています。この1カ月、スキー場の取材で4カ所のゲレンデ、飯山市では冬の風物詩「かまくら」の取材と、雪を堪能してきました。飯山市のかまくらは、九州生まれの私にとって、何とも幻想的な光景です。遠くから見るとポコポコしていて、童心に帰るというか、心躍る景色です。お邪魔した日も、海外からの観光客でにぎわい、皆さんかまくらの中で名物「のろし鍋」を味わっていました。香港からの女性は「これが日本の冬ね」と感動していて、やはり世界に誇れる風景が信州にあるんだと実感しました。
 県内にいると当たり前の風景も、世界が感動する残していくべき文化。改めて信州の雪にほれた瞬間でした。

小宮山瑞季 「命の重さ」 (2024年2月1日掲載)

 能登半島地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。発災からきょうで1カ月。まだまだ不自由な生活を強いられている状況をニュースで目の当たりにし、心が痛みます。1日でも早く普段の生活に戻れるよう祈っております。
 そうした中、被災地のペットの保護も必要となっています。松本市で約30年間、犬の保護を行っている池田良子さん。個人で保護活動を行っていて、塾講師や動物病院での仕事を掛け持ちして活動に必要な費用を調達している状況です。それでも犬を保護するのは、1つの大切な命を見捨てられないから。池田さんは今回の地震を受け、「万が一に備えておくべき」と話しています。近辺に避難できるところがあるか確認したり、人間と同様に備蓄や持ち出しグッズを準備したりすることも重要です。
 ペットも大切な家族…、多頭飼育崩壊など悲しいニュースが後を絶ちません。1つの命を預かる責任感を持って、その命を守る行動をお願いしたいです。

宮本利之 「テレビの世界にいらっしゃい!」 (2024年1月25日掲載)

 テレビの仕事について話してほしいという依頼が時々舞い込みます。先日、県内のある小学校から話があり、出向きました。さまざまな職業に携わる人たちに声を掛けているそうで、警察官や動物園の飼育員、企業経営者など11の職種の人たちが集まり、子供たちにその仕事の魅力や社会に果たす役割を説明しました。
 参加したのは高学年の児童。自分自身、小学生時代に将来の職業について夢や目標を抱いていたかと聞かれれば漠然とはあったかもしれませんが、具体的な行動を起こすことはなかったように思います。今の子供たちも似たり寄ったりなのか、時代の変化に伴い意識がアップデートしているのか、そんなことを思いながら、少しでもテレビの世界に憧れを抱いてもらえればと、取材、原稿作成、編集、テロップ準備など、番組作りの流れを語りました。
 この日参加した子供たちが、数多(あまた)ある職業の中からテレビに関心を持ち、一人でも長野放送の門をたたいてくれたらうれしいなと、学校を後にしました。

重盛赳男 「都大路取材こぼれ話」 (2024年1月18日掲載)

 去年暮れに京都で行われた全国高校駅伝で、男子の佐久長聖は、大会新記録の2時間1分0秒で6年ぶり3回目の優勝。女子の長野東は、5位入賞でした。私も現地で選手たちの活躍を見届けました。
 佐久長聖は、優勝候補としての重圧もあったのか、レース後競技場に戻った選手たちは安堵(あんど)の表情を見せ、抱き合う様子も。ただ、あと1秒で2時間0分台だったことに、アンカー篠選手は「悔しいですね」、高見沢監督は「欲が出ますよね」と苦笑いでした。この日はクリスマスイブで、永原主将は「いいクリスマスプレゼントが届いていたら」と県民へのメッセージを口にしました。
 前回初優勝の長野東は、ケガ人もあり「メダル獲得」から急遽(きゅうきょ)変更した順位目標通りで「これ以上ない結果」と横打監督は朗らかでした。ただ、最後の競り合いで4位の高校に敗れた2年生の窪田選手は「次はエース区間の1区を任せてもらって、走りで貢献したい」と雪辱を果たす構えで、来年度の更なる成長が楽しみです。

松山航大 「春の高校バレー 全国大会で実況」 (2024年1月11日掲載)

 高校生バレーボーラー日本一決定戦「春の高校バレー」。新年4日から東京体育館で行われた大会は、男女合わせて104チームが出場し、長野県勢の男子の岡谷工業、女子の都市大塩尻の試合はNBSで放送、また全102試合配信も行われました。
 例年、フジテレビのアナウンサーに加えて、系列各局のアナウンサーも加わり実況を担当します。私は2回目で、今大会は2試合を担当しました。1試合目は、男子1回戦、岡谷工業(長野)vs雄物川(秋田)の伝統校対決。2試合目は、男子2回戦、前橋商業(群馬)vs浜松修学舎(静岡)。4年ぶりに解禁となった制限なしの応援は迫力満点で、会場の熱気の高まりを感じました。
 アナウンサーや解説者は、同じ控え室で作業や打ち合わせを行います。他局のアナウンサーの実況を聴いたり、先輩にアドバイスをもらったり、刺激的な空間でした。青春をかけてプレーする高校生の思いをどれだけ伝えられたか、自問自答の場。実況で表現できるよう、さらに研鑽(けんさん)を積みたいと考えさせられました。

吉岡 麗 「令和5年の収穫」 (2023年12月28日掲載)

 令和5年も残すところわずか。今年も一年ありがとうございました。
 この一年は、コロナ前の状態に少しずつ戻ることができたのが大きな収穫でした。取材時には、マスクを外せるようになったことで、皆さんの表情・笑顔がよく見えるようになり、人柄や温かみを感じることができました。
 そうした中、番組以外で戻ることができたのは、対面形式での絵本の読み聞かせです。会社近くの小学校で毎年、読書旬間に合わせ児童たちに絵本の読み聞かせを行っています。ここ3年はコロナ禍でリモート形式だったので、私にとって初めての対面形式。児童の皆さんが笑ってくれたり、真剣な眼差しで聞いたりしてくれるのがすごくうれしかったです。
 一方、絵本を読んで毎回思うのは、声色を使い分けるのは難しいなということです。みんなの心に響くように読むためにも日頃から声の表現力を磨き、精進していかなければと思いました。
 令和6年も、新しい体験や出会いを通していろいろなことを感じる一年にしたいです。
 

毛織華澄 「年の瀬の準備」 (2023年12月21日掲載)

 12月に入り、今年を振り返る時期になってきましたね。私が担当している番組「土曜はこれダネッ!」のお天気コーナーでは、「松本だるま」を取り上げました。取材は安曇野市の玄蕃稲荷神社へ。ふさふさとした眉に、丸いヒゲが特徴の松本だるま。九州生まれの私にとって、だるまは厳格な迫力ある顔のイメージでしたが、松本だるまはほっこり安心する、そんな表情であることに驚きました。
工房で一人黙々とだるまを制作する山田さんという女性は、幼い頃から神社の手伝いをしていたそうです。父の跡を継ぎ、年間約3000個のだるまを制作しています。「父から『お前は何千個のだるまを作っているかもしれない。ただ、買う人にとっては大事な一つ。心を込めろ』と言われた。その言葉を大事にしている」と話してくださいました。
 信州の四季を丸ごと取材してきた令和5年。去る年に思いをはせながら、来年もまたさまざまなご縁があることを願います。

小宮山瑞季 「母校で新たな決意を」 (2023年12月14日掲載)

「こんにちは」冷え込みが厳しくなった信州で、子供たちがぽかぽか笑顔で迎えてくれました。先月、私が通っていた上田市の小学校で、創立150周年を記念した式典が開かれ、司会を務めさせていただきました。
 20年ぶりの母校。懐かしの校舎に入ると、噴水で豪快に遊んだこと、学校で飼っていた犬に休み時間のたび会いに行ったことなど、思い出が一気によみがえってきました。そして、アナウンサーを目指す1つのきっかけとなった放送委員長としての活動も…。先生に学内放送をほめられたことがうれしかったのです。
 最後に、会に出席していた当時の校長先生からある質問をされました。「楽しい小学校生活を過ごせましたか?それだけが僕の願いだったから」。先生、私にとって学びの多い楽しい6年間でした。小学生のときの一つ一つの経験がいまの私に通じています。後輩たちに恥じないよう、さらに成長した姿をお見せできるよう精進していきます。そう、母校で決意を新たにしました。

小川功二 「高校スポーツの魅力」 (2023年12月7日掲載)

 年末年始、高校スポーツが多く開催される時期になりました。駅伝、ラグビー、サッカー等の全国大会が次々と開かれます。
 私が注目するのは年明けの「春の高校バレー」です。全国大会出場をかけた県大会決勝で女子の実況を担当し、選手たちそれぞれの思いを取材しました。3年生は高校生活最後の大会だという熱を帯びた言葉。2年生は先輩と後輩の間に立つバランスに配慮したコメント。そして1年生はフレッシュな意気込みなど、さまざまな声が聞かれました。
 バレーボールは試合に出られない選手たちも多い競技です。控えの選手たちは試合で戦う仲間のためにコートサイドやスタンドで応援し、チームを支え共に戦います。部活動を通してチームワークを学ぶというのは高校生にとって大きな経験、成長の場だと感じます。
 春の高校バレー全国大会は新年1月4日に東京体育館で開幕。男子は岡谷工業、女子は都市大塩尻が県代表校として出場し、NBSで放送を予定しています。高校生たちの青春ドラマに目が離せません。

宮本利之 「タダキさん、安らかに」 (2023年11月30日掲載)

 肝内胆管がんは憎い病気です。尊敬する先輩の命、そして大好きな作家の命をあっという間に奪いました。
 「伊集院静」絶妙な四つの漢字の組み合わせに惹(ひ)かれ手に取ったのが、エッセー「あの子のカーネーション」。三十数年前のことです。名前の通り、静謐(せいひつ)で心にしみる文体にすっかり魅了され、以来、新刊が出る度に書店へ急ぎました。
 自宅の本棚に並んでいる背表紙を見つめていると、その時々に自分が置かれていた状況と重なり合い、氏の著書に励まされていたのだと、今さらながらに感じます。ひたむきに働く男たちの姿を温かいまなざしで描いた「冬のはなびら」は応援歌のような小説です。仕事への向き合い方の本質を突いた物語は、今でも私の指南書です。
 ギャンブルと酒が大好きで、その上とにかく女性にモテる。豪放磊落(らいらく)な生き方は、大切な人を事故や病気で失う悲運と隣り合わせでした。そして花々を慈しむ繊細な心が、作品に品格と安らぎを添えていました。心からご冥福をお祈りします。本名・西山忠来、その作品は私の心の中で生き続けます。

重盛赳男 「信州スポーツの新たな可能性」 (2023年11月23日掲載)

 フットサルとストリートダンスの「掛け合わせ」で、信州を盛り上げる!今月開催された、フットサルFリーグ・ボアルース長野と、一般社団法人長野県ストリートダンス普及協会がコラボしたイベント「ストリートダンスの日」。私は、そのMCを担当しました。
 イベントは、フットサルの試合の合間にダンスコンテストを行い、最優秀チームがハーフタイムで踊るというものです。イベント前から互いのSNS上で連携したり、当日も審査員をチーム関係者が務めたりと、がっちり手を組んでの開催でした。試合後にはダンサーが客席でボアルースを応援。初めて観戦するという人もいて、そのスピード感や迫力に驚いていました。それぞれの「種目」に取り組む人が、お互いの魅力を新発見できるような機会でした。
 スポーツチーム数も、ダンスなどの「都市型スポーツ」も拡大傾向の信州。互いの魅力を認識し、ともに盛り上げるような機会が増えると、新たな可能性が広がると感じた一日でした。

松山航大 「春高は青春です」 (2023年11月16日掲載)

高校生バレーボーラーの青春「春の高校バレー」。来年1月に東京で開催される全国大会行きの切符をかけた長野県代表決定戦が今月12日に行われ、私は男子の実況を担当しました。
男子決勝は、前回大会の代表校、松本国際と、去年惜しくも準優勝に終わった岡谷工業の対戦でした。11年連続同じ顔合わせとなった因縁の対決は、一進一退の攻防の末、岡谷工業がリベンジを達成。2年ぶり31回目の全国大会出場を決めました。
実況を担当するアナウンサーは、決勝に向け事前に有力校へ出向いて取材を進めます。選手や監督と直接話をして、その思いを引き出していく大事な仕事です。
試合後、コート外からチームを支えてきた3年生の選手と話をする機会がありました。「自分の名前を呼んでもらってありがとうございました」その言葉を受けて込み上げてくるものがありました。選手はもちろん、実況するアナウンサーにとっても「春高」は青春です。