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「ふたばのかぜ」福島・双葉町の工房から発信 “端切れ”の出ないシャツ登場 「再生」目指す町を知るきっかけに

帰宅困難区域が残る双葉町

「ひなた工房双葉」がある福島県双葉町は震災で事故を起こした福島第一原発があり、まだ帰還困難区域が残っています。

被災地の「再生」と重ね合わせるように工房は、思い出の服をバッグや小物にリメークする「再生事業」に取り組んできました。

ラップネックカラー(襟のボタンで体感温度調節)

さらに省エネルギーやサスティナブルをテーマに2023年秋、襟のボタンで体感温度を調節することができる「ラップネックカラー」のシャツを発売しました。

「ふたばのかぜ」1万6500円(工房で販売される他、公式HPのオンラインショップで購入可。プラトウ千曲店でも取り寄せ可)

今回は、その第2弾。生まれ変わる町に新たな風が吹くことを願って「ふたばのかぜ」と名付けられました。

さて、実際の着心地はどうなのでしょうか。

(記者リポート)
「布が柔らかくてゆったりしているので、直線的な生地でできたとは思えないぐらい着心地がいいです」


襟や袖口に用いる「芯地」も省いている

直線的なパーツを組み合わせたことによる違和感を無くすため、デザインはゆったりめで生地は柔らかい綿100%を採用。

襟や袖口に用いる「芯地」も省いています。

産業復興団地 中央、道路左側の建物が「ひなた工房 双葉」

被災地の工房から発信されるSDGsなシャツ。

工房は「再生」を目指す町を知るきっかけになることも期待しています。

「ひなた工房 双葉」責任者・田中洋平さん:
「発信して面白いって思われることで、(双葉町に)興味を持ってもらえたら。どんどんこっちに来てもらって、こっちの状況を見てもらって、人が全然少ないので、こっちで一緒に働きたいなとか、そういう人が増えていけばいいなと思います」

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