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社殿の熱湯を素手でかけ舞う  生命の再生を願い夜通し行われる「遠山の霜月祭り」 800年の歴史持つ山里の祭り始まる

「面」による湯切り

国の重要無形民俗文化財に指定されている長野県飯田市の「遠山の霜月祭り」が6日から始まりました。

「遠山の霜月祭り」は旧暦の11月(霜月)に合わせて湯を立てた釜の周りで生命の再生を祈る祭り。今年は6日夜から長野県飯田市上村中郷の正八幡宮などで始まりました。

800年の伝統を持ち、夜を徹して行われる祭りで、日付が変わって午前5時を回る頃になると、神々の面を着けた「面」(おもて)が登場。煮えたぎる湯を素手で払う「湯切り」が祭りを盛り上げます。

更に、掛け声とともに4体の神が社殿の中を飛び跳ね、氏子らが受け止める「四面」(よおもて)で祭りは最高潮に達しました。

霜月祭りは12月20日まで飯田市上村と南信濃の8つの神社で行われます。

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長野放送ニュース