高校の修学旅行で170人が食中毒の症状　68人から大腸菌「O157」検出　沖縄県糸満市のレストランで「集団食中毒」　東京都、神奈川県、長野県、山形県から訪れる

提供：国立健康危機管理研究機構

神奈川県川崎市、山形市、長野市、東京都の高校生など170人が食中毒の症状を訴え、一部から「O157」が検出されたとして、沖縄県は、糸満市のレストランを営業禁止処分としました。

営業禁止処分となったのは、糸満市にある「レストラン優美堂」です。

沖縄県によりますと、10月14日から18日にかけて長野市の県立高校を含む神奈川や東京など4都県の修学旅行生など865人がここで食事をし、170人が腹痛や下痢などを訴えました。

このうち68人から腸管出血性大腸菌「O157」が検出され、30人が入院しましたが重症者は確認されていないということです。

感染を引き起こした食品が特定できておらず、沖縄県南部保健所はレストランを期限を設けない営業禁止処分としました。

「O157」は下痢や血便だけでなく、まれに急性腎不全などを引き起こす場合があり乳幼児や基礎疾患のある高齢者などは命にかかわる恐れがあります。