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3連休、北アルプスなどで山岳遭難相次ぐ 1人死亡、7人重軽傷 体調不良2人、疲労により行動不能4人 計14件発生 警察が注意呼びかけ「技術に見合った山選び」「体力にゆとりを持った計画を」

■南アルプスで沢登り中に足を負傷

南アルプスの大横川(標高約1800メートル)では7月20日、神奈川県の60代の男性が沢登り中に足をけがして行動不能となり、ヘリコプターで救助されました。

遭難したのは、神奈川県相模原市の会社員の男性(63)です。

警察によりますと、男性は7月20日、知人と2人で沢登り中に、バランスを崩して、足をけがして行動不能となりました。

午後4時半頃、本人から伊那広域消防本部に救助要請があり、消防署員が出動し、午後6時過ぎ、長野県消防防災ヘリで救助されました。

男性のけがの程度は軽く、病院に搬送されませんでした。

■志賀高原で男性が一時、行方不明

長野県山ノ内町の志賀高原岩菅山では、55歳の男性が一時、行方不明となりましたが、警察などが発見、救助されました。

救助されたのは、長野市の公務員の55歳の男性です。

20日午後7時過ぎ、男性の妻から「渓流釣りに行ったまま、帰ってこない」などと警察に通報がありました。

警察によりますと、男性は19日、単独で志賀高原岩菅山に入山し、予定時間になっても帰宅せず、行方不明になっていました。

21日午前6時から警察や地元の遭対協の隊員が9人体制で捜索を開始。

午前11時過ぎ、男性から妻に「無事で、山道まで出ている」旨の連絡があり、妻から警察に通報がありました。

午後2時20分頃、捜索していた警察官が山中で男性を発見、救助しました。

男性は疲労しているものの、けがはない模様で、警察官らと同行下山しました。

■北アルプス鹿島槍ヶ岳付近の山小屋内ではしごから転落

資料 北アルプス鹿島槍ヶ岳

北アルプス鹿島槍ヶ岳付近の山小屋内(標高約2500メートル)では21日、富山県魚津市の会社員の女性(54)がはしごから転落して、けがをして、ヘリコプターで救助されました。

女性は20日、2人パーティーで柏原新道登山口から入山し、鹿島槍ヶ岳付近の山小屋に宿泊中、21日朝、はしごから転落してけがをしました。

女性は自力で歩行できないことから、山小屋の支配人を通じて、21日午前6時頃、救助要請があり、午前9時半頃、長野県消防防災ヘリが女性を救助し、松本市内の病院に搬送しました。

女性は左足首をけがしている模様です。

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長野放送ニュース

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