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3連休、北アルプスなどで山岳遭難相次ぐ 1人死亡、1人行方不明、6人重軽傷 体調不良、疲労により行動不能も 2日間で11件発生 県警が注意呼びかけ「技術に見合った山選び」「体力にゆとりを持った計画を」

■北アルプス野口五郎岳で疲労により行動不能

資料 北アルプス

北アルプス野口五郎岳の山頂付近(標高約2900メートル)では、7月20日朝、富山市の男性(56)が疲労のため行動不能になり、救助されました。

救助されたのは富山市の自営業の男性(56)です。

警察によりますと、20日朝6時頃、男性から長野県山岳遭難防止常駐隊に「疲労により行動不能」と救助要請がありました。県警ヘリが出動し、午前9時過ぎに男性を救助し、大町市内の救急隊に引き継ぎました。男性は疲労しているものの、けがはない模様です。

男性は18日に単独で七倉登山口から入山していたということです。

■北アルプス槍ヶ岳で落石 女性けが

資料 北アルプス槍ヶ岳

北アルプス槍ヶ岳では7月20日、落石があり、広島市の女性(49)がけがをしました。

救助されたのは広島市の会社員の女性(49)です。

警察によりますと、北アルプス槍ヶ岳の北鎌尾根(標高約2800メートル)で落石があり7月20日午前9時過ぎに女性の同行者から「同行者が落石を受け負傷した」と110番通報がありました。

女性は午前11時過ぎに県警ヘリで救助され、松本市内の病院に搬送されました。右腕を負傷している模様だということです。

女性は20日から4人パーティで北アルプス槍ヶ岳に入山し、登っている途中だったということです。

■北アルプスの大黒岳で下山中に転倒

北アルプスの大黒岳(標高約2350メートル)では7月20日、下山中に浮き石により転倒した男性がヘリで救助されました。

救助されたのは神奈川県三浦郡の会社員の男性(44)です。

警察によりますと、男性は19日、北アルプス唐松岳に1人で入山し、20日、五竜岳から下山中、浮き石で転倒し、負傷しました。付近をパトロールしていた長野県山岳遭難防止常駐隊員に本人が救助を要請し、正午過ぎ、長野県消防防災ヘリで救助され、大町市内の病院に搬送されました。

男性は右足を負傷している模様です。

■北アルプス大天井岳で下山中に転倒

資料 北アルプス大天井岳

北アルプス大天井岳では7月20日、埼玉県の女性(54)が下山中に転倒し、重傷を負い、救助されました。

救助されたのは埼玉県久喜市の会社員の女性(54)です。

警察によりますと、20日、女性は常念岳から大天井岳の間を縦走中、大天荘付近(標高2900メートル)で転倒しました。

20日午後1時半頃、本人から「大天井岳から下る途中で転倒し、歩けない」と警察に救助要請があり、午後5時前、県警ヘリが救助し、松本市内の病院に搬送しました。女性は右足の骨折などで重傷を負いました。

女性は19日、2泊3日の日程で登山仲間の女性と2人で一ノ沢登山口から入山していました。

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