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浮き石で転倒…神奈川県の44歳男性がパトロール中の山岳遭難防止常駐隊員に救助要請 右足を負傷 北アルプス大黒岳

長野放送

7月20日、北アルプスの大黒岳(標高約2350メートル)で下山中に浮き石により転倒した男性がヘリで救助されました。右足を負傷している模様だということです。

救助されたのは神奈川県三浦郡の会社員の男性(44)です。

警察によりますと、男性は19日、北アルプス唐松岳に1人で入山し、20日、五竜岳から下山中、浮き石で転倒し、負傷しました。付近をパトロールしていた長野県山岳遭難防止常駐隊員に本人が救助を要請し、正午過ぎ、長野県消防防災ヘリで救助され、大町市内の病院に搬送されました。

男性は右足を負傷している模様だということです。

夏山シーズンが始まり、長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。 県警によりますと、遭難の多くは、疲労が溜まりやすい下山中に発生し、転倒・滑落の多くは、梯子や鎖が設置されている危険箇所よりも比較的危険性の少ない場所で発生しているということです。一見、危険性が見えない登山道では、つい油断をしてしまったり、厳しい暑さによる疲労や脱水により、注意力が散漫になっていることなどが間接的な遭難の要因として挙げられるとしています。

県警は無事に下山するまで、気持ちを引き締め、漫然と行動することなく、自身の体力にゆとりを持った計画を立て、登山をしてほしいと呼びかけています。

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