YouTube X Instagram

「疲労により行動不能」北アルプス・野口五郎岳の山頂付近で富山市の男性(56)をヘリで救助 けがはない模様

資料 北アルプス

北アルプス野口五郎岳の山頂付近(標高約2900メートル)で7月20日朝、富山市の男性(56)が救助されました。男性は疲労しているもののけがはない模様だということです。

救助されたのは富山市の自営業の男性(56)です。

警察によりますと、20日朝6時ごろ、男性から長野県山岳遭難防止常駐隊に「疲労により行動不能」と救助要請がありました。県警ヘリが出動し、午前9時過ぎに男性を救助し、大町市内の救急隊に引き継ぎました。男性は疲労しているものの、けがはない模様だということです。

男性は18日に単独で七倉登山口から入山していたということです。

夏山シーズンが始まり、長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。 県警によりますと、遭難の多くは、疲労が溜まりやすい下山中に発生し、転倒・滑落の多くは、梯子や鎖が設置されている危険箇所よりも比較的危険性の少ない場所で発生しているということです。一見、危険性が見えない登山道では、つい油断をしてしまったり、厳しい暑さによる疲労や脱水により、注意力が散漫になっていることなどが間接的な遭難の要因として挙げられるとしています。

県警は無事に下山するまで、気持ちを引き締め、漫然と行動することなく、自身の体力にゆとりを持った計画を立て、登山をしてほしいと呼びかけています。

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

あなたにおすすめ