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「疲労により動けなくなった」と救助要請 東京都の61歳女性をヘリコプターで救助 疲労しているものの、けがなし 北アルプス燕岳を下山中に遭難

資料 北アルプス燕岳

北アルプス燕岳を下山中に東京都八王子市の61歳女性が疲労により行動不能になり、ヘリコプターで救助されました。

女性は7月18日、3人パーティーで中房登山口から入山し、19日、下山中に燕岳の第一ベンチ付近(標高約1700メートル)で疲労により行動不能になりました。

同行者から午後2時半頃、「女性が登山道で疲労により動けなくなった」と消防に救助要請があり、午後4時半頃、長野県消防防災ヘリが女性を救助し、松本市内の病院に搬送しました。

女性は疲労しているものの、けがはない模様です。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。 県警によりますと、遭難の多くは、疲労が溜まりやすい下山中に発生し、転倒・滑落の多くは、梯子や鎖が設置されている危険箇所よりも比較的危険性の少ない場所で発生しているということです。一見、危険性が見えない登山道では、つい油断をしてしまったり、厳しい暑さによる疲労や脱水により、注意力が散漫になっていることなどが間接的な遭難の要因として挙げられるとしています。

県警は無事に下山するまで、気持ちを引き締め、漫然と行動することなく、自身の体力にゆとりを持った計画を立て、登山をしてほしいと呼びかけています。

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長野放送ニュース

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