犬452匹衰弱…劣悪な環境で飼育 犬虐待事件の初公判 販売業者元社長の被告「間違いありません」

犬452匹衰弱…劣悪な環境で飼育 犬虐待事件の初公判 販売業者元社長の被告「間違いありません」
松本の犬虐待事件の初公判です。劣悪な環境で多くの犬を虐待した罪に問われている長野県松本市の犬販売業者の元社長の裁判が開かれました。元社長の被告は起訴内容を認めました。

去年9月、警察が松本市の犬販売業者に家宅捜索に入りました。松本市保健所の職員も同行。およそ940匹を保護しました。

家宅捜索で明らかになった劣悪環境。1つのケージに複数の犬を飼い、排泄物も処理しない状態でほとんどの犬が何らかの病気の状態でした。中には失明したり呼吸困難となっていた犬もいたということです。

警察は販売業者元社長の百瀬耕二被告(61)と、元従業員の男性を動物愛護法違反の虐待の疑いで逮捕。この容疑での逮捕は長野県内で初めてです。

その後、検察は百瀬被告を起訴、従業員の男性を不起訴処分としました。

百瀬被告はこれまでのNBSの取材で「犬を増やし収益をあげたかった」「人出が足りず世話が不十分になった」などと話していました。

そして、迎えた16日の初公判。百瀬被告はスーツ姿で現れ、法廷内ではうつむきがちであまり表情を変えませんでした。

起訴状では、市内2カ所の施設で合わせて452匹の犬を衰弱させる虐待を行ったとされています。

裁判長が間違いないか問うと被告は「間違いありません」と答えました。

16日は検察側の証拠として、捜査時の施設内の動画が流されました。薄暗い中、4段に積み上げられた金網のケージが過密した状態で並び、中の犬が絶えず大きな鳴き声を上げていました。

検察側は「アンモニア臭が立ち込め、糞尿や毛がたまっている状態」などと指摘しました。

次の裁判は6月21日に予定されています。