焼失した文化財の建物を再建へ 湯田中温泉の老舗旅館 CFで資金募集 面影残すデザインに

焼失した文化財の建物を再建へ 湯田中温泉の老舗旅館 CFで資金募集 面影残すデザインに
2021年2月の火災で文化財の建物を失った長野県山ノ内町の湯田中温泉にある老舗旅館。再建を目指してクラウドファンディングを始めました。温泉街のシンボルとなっていたかつての建物を彷彿とさせるデザインにする予定です。

湯田中温泉の旅館「よろづや」。創業200年以上の老舗で、館内には国の有形文化財「桃山風呂」もある人気の温泉宿です。

しかし、2021年2月、旅館の「離れ」で国の登録有形文化財だった「松籟荘(しょうらいそう)」で火災が発生。「地域のシンボル」として親しまれてきた建物は全焼しました。

休業を経て松籟荘を失ったまま営業してきましたが、ファンの後押しもあり、社長は再建を決意しました。

よろづや・小野誠社長:
「コロナ禍で温泉地・旅館業かなりのダメージを受けて疲弊している中で、頑張っている旅館もあるんだというアピールをまずしたかった」

こちらが新しい「松籟荘」の完成予想図。木造2階建てで、客室などもかつての面影を残すデザインにします。

2023年12月の完成を目指していて、事業費は4億円。そのうち1000万円はインターネットで資金を募るクラウドファンディングを活用し、館内のインテリアなどに充てる予定です。寄付額に応じて宿泊招待などの「返礼」も用意しています。

よろづや・小野誠社長:
「これから(完成まで)2年間忙しくなりますけど、せっかくなら後世まで支持される理想の宿をつくりたいと思っているので、力をいただければ」

湯田中温泉の新たなシンボルにー。クラウドファンディングは2月末までの予定です。