【特集】今年は早い!キノコ採り名人に同行 まとまった雨と涼しい気候で生育順調 道の駅にもズラリ

【特集】今年は早い!キノコ採り名人に同行 まとまった雨と涼しい気候で生育順調 道の駅にもズラリ
特集は秋の味覚・キノコです。雨と気温が下がったことで、長野市の西山地域ではキノコの出足が好調で、道の駅の店頭にも並んでいます。キノコ採り名人の収穫に同行しました。

マツタケに、ウラベニホテイシメジ(通称イッポンカンコ)。キノコがずらりと並んでいるのは、長野市信州新町の道の駅です。

道の駅信州新町・小林久一駅長:
「少し前までは雨が続いてまして、キノコの場合は気温が高いと出ないですが、ここへきて気温が下がった。一斉に出てきた感じ」

小林駅長によりますと例年より2週間ほど早いペースで、キノコが持ち込まれています。

松本市から:
「うれしいですね。ちょっと見ただけでもワクワクする。ああ、秋なんだって」

千曲市から:
「このシーズンにこれだけ並んでいればいいと思う」

記者:
「よろしくお願いします」

永井直幸さん:
「こちらこそよろしくお願いします」

実際に出具合を確認しようと、キノコ採り名人に同行させてもらいました。毎年、多くのキノコを道の駅に出荷する永井直幸さんと一緒に知り合いが管理する山に入りました。

永井さんも今年は出足が早いと感じています。

永井直幸さん:
「今年は読めないくらい早かった。最盛期は9月の中旬だけど1週間以上早い。今年は梅雨から始まって、お盆から結構、雨降りました。やっぱりキノコ雨降らないと」

この日のお目当ては、県内では「イッポンカンコ」の名で知られる「ウラベニホテイシメジ」です。

永井直幸さん:
「地面がちょっと土が出てるようなところに出やすいキノコもある。イッポンカンコはどちらかというと意外と土の出てるところに出る。あそこに何か見えます?今回狙いに来ているウラベニホテイシメジ。下に指入れるような形で採ります」

ほろ苦く野趣あふれる味わいのウラベニホテイシメジ。収穫量も多い人気のキノコです。

記者:
「あれは何ですか?」

永井直幸さん:
「毒キノコの類いですね。これは食べられません。キノコの当たり年は毒キノコとかいろんなものがいっぱい出ないとだめ。毒キノコがいっぱい出てるときは食用キノコも採れる」

豊作の予兆なのでしょうか、毒キノコも出足が早いようです。

記者:
「名人、大きいのありましたよ」

永井直幸さん:
「ああ、せっかく見つけたけどこれがウラベニと一番間違えやすい。クサウラベニタケといって毒キノコ」

大きなウラベニホテイシメジ!

記者:
「おお、太いしでかい、一番立派なのが採れました」

さらに登っていくと...。

永井直幸さん:
「サクラシメジありました」

記者:
「薄ピンクですね。結構、きれいな」

永井直幸さん:
「一般的にこの辺では煮物、さつま揚げとかちくわ入れて」

こちらはクリフウセンタケ。名人の好きなキノコの一つです。

永井直幸さん:
「これね、さっと湯がいて、大根おろしとしょうゆで食べると本当おいしい」

早くも多くのキノコが出始めている今シーズン。注意も必要です。県内ではキノコ採りの3人が亡くなる遭難が発生しています。永井さんは滑落や道迷い、そして毒キノコにくれぐれも気を付けて欲しいと話しています。

永井直幸さん:
「入り口近辺だといいけど、夢中になって谷を越えたりすると方向が分からなくなるので目印、見える場所で採った方がいい。分からないキノコは採らない、食べない、人にあげない、これを一番にして楽しんでキノコ採りを」

さて、この日、採れたキノコは3種類。2時間ほどでかご半分ほどになりました。

天ぷらや煮物でいただくのも結構ですが、小林駅長と永井さんが手早く、そして存分にキノコを味わえる料理を教えてくれました。

小林駅長のおすすめはウラベニホテイシメジのバターしょうゆ炒め。フライパンにウラベニホテイシメジを割いて入れ、さっと中火で炒めたらしょうゆで味付け。わずか数分で完成です。

記者:
「結構、食感がコリコリしててバターしょうゆとキノコの風味がうまくマッチしてて、苦みも少しあるんですけど、それが癖になりそうです」

もう一品は、永井さんが山の中でも話していたクリフウセンタケの大根おろし和えです。食感がなくならない程度にゆでたら、食べやすい大きさに割いて仕上げに大根おろしとしょうゆ。酒のつまみに持って来いだそうです。

記者:
「かめばかむほど、うまみが口の中に広がっていきます」

キノコのシーズンは始まったばかり。関係者は豊作を期待しています。

道の駅信州新町・小林久一駅長:
「(今年は)雨が結構、多かったから、これからずっと(キノコの出が)続けばいいな。安心安全な天然キノコをそろえてますので、ぜひ来店いただいて買い物を楽しんでもらえれば」