震災10年 福島の男性が中学生に「今の思い」語る 「後悔は家族に津波の知識を教えていなかったこと」

東日本大震災で福島から白馬村に避難した男性が15日、白馬中学校で「10年たった今の思い」を語りました。

白馬中学校で講演したのは福島県いわき市に住む木村紀夫さん(55)。

木村さんの元の自宅は福島第一原発のある大熊町にありました。

家は津波に流され、行方不明になった娘の汐凪さんを避難していた白馬村から通って探し続けました。  

震災で妻・次女・父親を亡くした 木村紀夫さん:
「(震災後、捜索していた人が)実は人の声を聞いているんですね。もしかしたら生きていたかもしれないという思いがね自分の中に...逆につらくなってくる」

捜索は原発事故で思うように進まず、汐凪さんは4年前、遺骨の一部が見つかりました。

震災で妻・次女・父親を亡くした 木村紀夫さん:
「一番、私が後悔しているのは次女の汐凪、家族みんなに津波の知識を全く教えていなかったこと。最後、自分の命を守るのは自分です」

生徒:
「自分自身で考えて動くことが大事だと思った」
「これからのことについて、もっと考えることができてよかった」