スキー・宿泊 「県民割」再開! 冬の観光巻き返しへ コロナ、火事に負けない 長野・山ノ内町

スキー・宿泊 「県民割」再開! 冬の観光巻き返しへ コロナ、火事に負けない 長野・山ノ内町
感染拡大のペースが落ち着いたことを受けて、客足が落ち込むスキー場や旅館を支援するキャンペーン「県民割」が再開されました。この週末、長野県の志賀高原は今シーズン一番の入り込みとなり、巻き返しへの期待が高まっています。

雲一つない晴天に恵まれた「横手山・渋峠スキー場」。

利用者:
「風とかくるのでめっちゃ気持ちいい」
「やっぱり雪が最高」

今月はじめ、ゲレンデのスキーヤーはまばらでしたが...21日は久々のにぎわいをみせました。

横手山・渋峠スキー場・小口喜久執行役員統括部長:
「(入り込みは)この冬一番、たくさんのお客さまに来ていただいて本当に感謝しかない」

スキーヤーが詰め掛けたのには、天候以外にも理由があります。

長野市から:
「長野県民限定で半額ということで」

県民限定でリフト1日券が半額になるキャンペーンが19日からスタート。スキー場ではこの週末、101人が利用したということです。

長野市から:
「ちょっと高めのところでも来られるので助かる」

コロナの影響で客足が落ち込んだ志賀高原。一部のスキー場と旅館は格安プラン「HELP!プロジェクト」をスタートさせ、一定の手応えを得ています。そこに「県民割」も加わり、スキー場にとっては「巻き返しのチャンス」です。

横手山・渋峠スキー場・小口喜久執行役員統括部長:
「こういう時期で大変だが、チャンスだと思っているので頑張りたい。もう頑張るしかない」

「県民割」は宿泊施設にも適用されます。こちらは湯田中温泉にある「美湯の宿」。源泉かけ流しの温泉が自慢の宿ですが...。

美湯の宿・船岡亮佑支配人:
「ほぼ予約がキャンセルになってしまい、今年は年末年始がなかった感じで寂しい年末年始」

国の「Go Toトラベルキャンペーン」などで客足は少しずつ戻りつつありましたが、12月に入ると山ノ内町で感染者が急増。

北信圏域の警戒レベルは4に引き上げられ、年末には「Go Toトラベル」も一時停止となり、大きな打撃を受けました。

さらに...湯田中のシンボルの一つとなっていた国の登録有形文化財「松籟荘」が全焼。

美湯の宿・船岡亮佑支配人:
「シンボル的存在で、ましてや私たちは目と鼻の先で燃えているのを見ていて、どうしようもできない気持ちで悲しい気持ちで見ていた」

コロナと火災のダブルショックに見舞われた温泉街。「県民割」の再開は、久々の朗報でした。県民限定の「家族宿泊割」は、宿泊料が1人あたり3千円から5千円割り引きされます。

こちらの宿では「県民割」を使った予約がすでに30組以上、入っていて期待が高まっています。

美湯の宿・船岡亮佑支配人:
「台風からコロナから火事と悪いニュースが続いているが、ここでなんとか良いニュースで観光業を盛り上げたい。また以前のような活気を取り戻したい」

スキー場の「県民割」はアウトドアの予約サイト「アソビュー」から購入でき、5月いっぱいまで使用可能。「家族宿泊割」は3月いっぱいの宿泊が対象。宿泊事業者又は旅行会社で支払い時に割引きされます。

信州の「長い冬」。観光業界は少しでも巻き返そうと後半戦を迎えています。