「変異ウイルス」 県内でも初確認 特徴・注意点は? 専門家「感染力強いが対策は同じ」

「変異ウイルス」 県内でも初確認 特徴・注意点は? 専門家「感染力強いが対策は同じ」
長野県内での感染確認は初めてです。新型コロナで療養中の県内の20代男性が変異ウイルスに感染していたことが9日、わかりました。県外の施設で集団感染したとみられます。

「変異ウイルス」の感染がわかったのは県内に住む20代男性です。男性は無症状。

先月下旬に陽性がわかり県内の宿泊療養施設で療養していましたが、9日、医療機関に入院しました。県内に接触者や濃厚接触者はいないということです。

厚生労働省によりますと、9日は長野や栃木、茨城など9つの県で11人がイギリスで流行している変異ウイルスに感染していたことが確認されました。

11人は職場の関係者で県外の同じ施設で集団感染したとみられます。県内で初めての変異ウイルス感染者の確認。

県は今月中にも県の環境保全研究所で変異ウイルスの検査が可能になるため、陽性が確認された人の5%%~10%程度の検体を抽出し検査を始める予定です。

変異ウイルスは感染力が強いといわれています。信大医学部附属病院感染制御室の金井副室長に特徴や注意点を聞きました。

信大医学部附属病院感染制御室・金井副室長:
「イギリスの変異株だと通常の7割くらい感染しやすいと言われている。一気に感染者が増えるスピードが高くなると医療がひっ迫しやすい状況になる」

今後、県内でも接種が始まるワクチンは効くのでしょうか?

信大医学部附属病院感染制御室・金井副室長:
「イギリスの変異株に関してはワクチンが効きそうだという話はあるが、南アフリカ、ブラジルの株はワクチンが効きづらいという話がある。ワクチンを新たに作らないと(変異ウイルスとの)イタチごっこが続いてしまうかもしれない」

今後の注意点は…。

信大医学部附属病院感染制御室・金井副室長:
「長野県の中で流行しているわけでは今のところなさそう。これからまた新たに流行が拡大してきた中では変異株も入ってくる可能性は出てくる。やることは結局一緒で今まで通りの対策をしていくしかない」