住民「ありえない話」 災害復旧で『施工不良』1万3400カ所余り 工事やり直し 大手ゼネコンが陳謝…

住民「ありえない話」 災害復旧で『施工不良』1万3400カ所余り 工事やり直し 大手ゼネコンが陳謝…
長野県東御市の千曲川の護岸で行われていた災害復旧工事で、施工不良が見つかりました。その数、1万3400カ所余り。請け負った大手ゼネコンは全面的にやり直す方針で、説明会で住民に陳謝しました。

ブロックとブロックの間にできた隙間。本来、コンクリートで埋められているはずなのに空洞が…。

台風19号で崩れた千曲川護岸の復旧工事で、こうした施工不良が1万3400カ所余りも見つかりました。

大林組北陸支店・対馬祥一土木工事部長:
「誠に申し訳ありませんでした」

住民に陳謝したのは、受注した大手ゼネコン「大林組」です。なぜ、ずさんな工事が行われたのでしょうか。

工事はおよそ480mの護岸を今年3月までに復旧する計画でした。しかし、ブロック積みに段差や隙間、空洞が見つかった他、そのブロックを支える基礎工事が112mに渡って実施されていませんでした。

大林組北陸支店・対馬祥一土木工事部長:
「大型ブロック工事の難易度に対する理解と重要性に関する認識が甘かった」

大林組は工程を急いだことや経験のある作業員を配置しなかったことを原因に挙げ、全面的に工事をやり直すと説明しました。増水から街を守る護岸でのずさんな工事に、住民からは厳しい言葉も。

住民:
「(施工不良で)水入ってまた同じことだ、この堤防。水入ってすぐ(堤防)流されちゃうよ」
「全部やり直し、ちょっとそれに驚いた」
「大手のゼネコンとしてちょっとありえない話。早いところの完成を目指していただきたい」

大林組北陸支店・対馬祥一土木工事部長:
「しっかりした品質の構造物をつくって一日も早い信頼回復に努めていきたい」

大林組は出水期の6月までには、工事のやり直しを終えたいとしています。