『ピザ窯』が走る!? 焼きたて、本場イタリアの味を家庭に コロナで苦境の専門店が移動販売

『ピザ窯』が走る!? 焼きたて、本場イタリアの味を家庭に コロナで苦境の専門店が移動販売
特集は「移動するピザ窯」です。このほど、長野県松本市などで営業するピザ専門店が移動販売をはじめました。なんと、車の中にイタリア製のピザ窯が…。新型コロナの感染が広がる中、本格的な味を家庭に届けたいと腕をふるっています。

こんがり焼けたピザ。とろけるチーズが食欲をそそります。こちらは、山形村の「アイシティ21」に構えたピザ専門店の移動販売です。

客:
「お店に行ったようなメニューに見えたので」
「まさか本格的とは思わなかったけど気になったので」

この施設では、この日、初めての出店ですが、早くも評判は上々です。その理由はというと…実は、注文を受けてから車の中でピザを焼いているんです。

Pizza Verde Matsumoto・五味靖夫代表:
「これはナポリピザ専用の窯で、店のより小さいが、性能はナポリの(窯の)温度帯、400から500度に上がるように作られている」

車内にあるのは、本場イタリア・ナポリ製の薪窯。いわゆる「移動するピザ窯」です。生地をのばし…トッピング…。窯にいれ、高温で1分半ほど焼き上げると…。

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(記者リポート)
「生地も柔らかくてチーズも口の中でとろけて、本格的な味わいです」

このほど、移動販売をはじめたのは、松本市や塩尻市でピザ専門店を営む五味靖夫さんです。新型コロナの影響を受け、店の売り上げは、一時、半分以下になったといいます。

Pizza Verde Matsumoto・五味靖夫代表:
「3月くらいからお客さんもコロナ禍で少なくなって、いろんな形の売り方をしていかないと、この状況を切り抜けられるか、お客さまに当店のピザをまた笑顔で食べてもらえるかを考えていったときに、移動販売。いろんな形で場所を変えて販売できるので」

五味さんは、移動販売専用の車を購入。「ピザ窯」をのせた本格的なキッチンを作り、先月末から松本周辺で営業しています。

Pizza Verde Matsumoto・五味靖夫代表:
「車だから妥協してやればいいのではなく、店と同じものを同じ状態で出したいと設備も妥協することなく窯も入れた。焼き立てってこんなにおいしいんだと、子どもたちや住民に分かってもらえたら」

五味さんは、イタリア・ナポリに本部がある「職人協会」が認定する「ピザ職人」です。現地で開かれた生地のばしコンテストで、準優勝に輝くほどの腕前です。

五味さんは今後、移動販売の範囲を広げ、多くの人に本格的な味を届けたいと腕をふるっています。

Pizza Verde Matsumoto・五味靖夫代表:
「ずっとコロナ禍が続くと何か食べたいお客さんもいる。特に年末、クリスマス前でもありますから。店と同じナポリの窯で焼いて、お客さまに本物を食べていただきたい」