女子高校生の「調査研究」が県警動かす 横断歩道「思いやり」で事故防止を! 各地でマナー運動

女子高校生の「調査研究」が県警動かす 横断歩道「思いやり」で事故防止を! 各地でマナー運動
来週21日から始まる秋の全国交通安全運動。出発式には、今月から長野県内各地で実施されている「横断歩道マナー運動」のきっかけを作った女子高校生も出席し、事故防止への思いを語りました。

「手を挙げて」

手を挙げて、横断歩道を...。

児童:
「ありがとうございました」

運転手にお礼...。

18日朝、上田市の城下小学校の近くでは、「横断歩道ルール・マナーアップ運動」が行われました。

児童:
「手を挙げている。危険をなくすために」
「車が見えなくなっちゃう時もあるから、手をあげて渡りますよと(知らせる)」

一方、県庁では、18日朝、来週から始まる秋の全国交通安全運動に先駆け、「出発式」が行われました。県内の重点項目は「横断歩道における歩行者保護の徹底」です。

屋代高校 3年・松本瞳子さん:
「思いやりをもった運転と歩行者のマナーで、笑顔で信濃路を利用できるように取り組む」

交通安全宣言をしたのは、屋代高校3年の松本瞳子さん。冒頭でお伝えした「マナー運動」を県警が始めるきっかけを作った1人です。

長野県は、信号機のない横断歩道で歩行者がいる場合、車の一時停止する割合は全国一位です。

屋代高校 3年・松本瞳子さん:
「停止率は高いといわれるが、止まらない車も30%近くいる」

松本さんは、この数字をさらに上げられないかと、中学生のころから県内外で調査を続けてきました。

今年4月、松本さんはこのデータをもとに事故を減らすためには、歩行者側も渡る意思を伝えるため手を挙げる基本マナーの徹底が必要だと、県警に訴えました。

松本さんの熱意が伝わり、「マナー運動」は、今月から県内各地で実施され「歩行者優先のルールを守ること」「手を挙げ渡る意思を伝えること」などが呼びかけられています。

屋代高校 3年・松本瞳子さん:
「歩行者は見えやすい格好や意思表示。運転手は見ようとする努力。思いやりが両方あることで、もっと事故が減らせるのではないか」

県警によりますと、歩行者の事故のおよそ3割は横断歩道を渡っている時に発生していて、今年も、17日までに130件の事故があり、1人が死亡しています。

21日からはじまる秋の全国交通安全運動。県警は、ドライバーには早めのライト点灯やハイビームの活用、歩行者には反射材の着用など注意を呼びかけます。