“パルコ×イオン”異例のタッグ 新型コロナで低迷する消費を喚起 行き来促すスタンプラリーも

 “パルコ×イオン”異例のタッグ 新型コロナで低迷する消費を喚起 行き来促すスタンプラリーも
長野県松本市の大型商業施設「松本パルコ」と「イオンモール松本」。競合してきた2店が連携し、18日から初めてとなるキャンペーンをスタートしました。背景にあるのは、新型コロナウイルスの影響による消費の低迷です。両施設とも、春には1カ月ほどの自主休業を経験するといった苦境を乗り越え、相乗効果で地域の消費を喚起しようとしています。

手を取り合うパルコのキャラクター「パルコアラ」とイオンの「ワオン」。「松本パルコ」と「イオンモール松本」というライバルが、18日から「松本ショッピング創生プロジェクト」と銘打ちセールを始めました。

1984年オープンの松本パルコは、ファッションブランド店などが若者を中心に人気に。

3年前にオープンしたイオンモール松本は、映画館や専門店が並びファミリー層の利用がメインとなっています。

しのぎを削ってきた両施設ですが、新型コロナウイルスによって来店者の減少とネット通販の伸びという影響を受けているのは同じです。

松本PARCO・伊藤智人店長:
「ショッピングセンターの存在意義を見つめ直すいい機会になった。松本の活性化にわれわれが旗を振るべきだと」

地域の消費を喚起したいとパルコがイオンに提案し、異例のコラボが実現しました。

ポスターには互いの印象も…。

松本パルコ(36歳):
『家電も買えて映画も観れる、正直ずるい』

イオンモール松本(3歳):
『お洒落すぎで都会的なの、正直ずるい』

客:
「今までライバルだと思っていたが、いいことだと思う」
「基本こっち(イオン)が多いが、あっち(パルコ)は普段行かないが、今回行ってきて、いろんな店があって発見があった」

1キロほど離れた2つの施設の行き来を促す工夫も。それぞれの衣服などを相手の施設に飾る「クロス出張ディスプレイ」や「スタンプラリー」。

2店の中間にある中町通りを日曜日は歩行者天国にして「ふっこう市」(20・27日 午前10時~午後4時)を開くなど人の流れを作ります。

イオンモール松本・阿部憲一GM:
「イベントに参加しながら楽しんでもらえるのは、それぞれ1社ではできない」

松本PARCO・伊藤智人店長:
「街全体で盛り上げていく機運づくりが生き残っていくヒントなのかなと。買い回りをする楽しさ。自粛ムードをリセットさせて、消費の喚起をできればと考えている」

新型コロナウイルスから生まれた異例のキャンペーンは9月30日まで開かれます。