「ご先祖様も家でゆっくりと…」  被災の寺で迎え盆 千曲川の堤防決壊から10カ月

13日は迎え盆。そして台風19号で千曲川の堤防が決壊してから10カ月です。被害の大きかった長野市長沼地区の寺には多くの人が訪れ手を合わせました。

千曲川の堤防決壊から10カ月。迎え盆の13日、決壊現場に近い長野市津野の妙笑寺には多くの人が訪れ、先祖の霊に手を合わせていました。

豊野地区:
「(災害後)しばらく放置というか、来られないままだったので、ごめんねというのと、これからも家族を見守っていてほしいなと」

実家が穂保地区:
「仏壇とかも全部なくなっちゃったからね…先祖を大事にやっていくしかない」

妙笑寺も大きな被害が出ましたが、ボランティアなどの助けもあり無事、復旧しました。

妙笑寺・笹井妙音さん:
「決壊当初は泥にまみれていて、跡形もなく倒れていて、これはどうなるんだろうと不安な気持ちと心配と(があったが)、こうしてお盆を迎えられることは非常にありがたい」

一方、新型コロナウイルスの影響により被災地でも異例のお盆となっています。

津野地区:
「子どもたちも来ないし、兄弟も来ない…コロナのおかげで」
「例年は実家に集まるんですが、今年はやめておこうと。ご先祖様にはゆっくり家で休んでもらいたい」

長沼では住宅の取り壊しや建て替えの工事が続いていますが、この数日は業者もお休み。帰省を見合わせた人も多いとみられ、静かなお盆となっています。