コロナ禍...だからこそ音楽を! 若手演奏家が飲食店でコンサート チェロ奏者「お客さんの前で幸せ」

レストランに響くチェロとピアノの音色。今月7日に長野市内の店で開かれたディナーコンサートです。演奏するのは、チェロ奏者・外山賀野さんと、知人のピアニスト・山中和子さんです。

ピアニスト・山中和子さん:
「皆さんに聞いていただけるのは、私たち音楽家にとって一番の幸せ」

チェロ奏者・外山賀野さん:
「人前で演奏することが当たり前という気持ちだったが、そういうことが本当に幸せだったんだなと強く感じました」

外山さんはこれまで月に5回ほど、コンサートや演奏会を開いてきましたが、新型コロナの影響でほとんどが中止となりました。

そこで、少しでも演奏する機会をと、外山さんが立ち上げたのが、「Oto Project」です。

チェロ奏者・外山賀野さん:
「コロナ禍で演奏家もステージを失っているけど、飲食店の方々も困っていると耳にして、食と音楽、2つのツールを通じて何か新しい空間をつくり出せないかなと思って」

演奏を披露する場を確保するだけでなく、新型コロナの影響を受ける飲食店を盛り上げようと、食事をしながら音楽を楽しむディナーコンサートを企画しました。

演奏料は1時間3000円から、出張料は1000円からと、気軽に依頼できる料金にし、参加できる演奏家仲間と出演しています。

この日はイタリアンレストランに合うようにと、イタリアゆかりの作曲家の12曲を披露しました。

客:
「すごくすてきでした。音楽家の方とか芸術家の方たちって発表する場がない。飲食店とコラボしてやるのは素晴らしいなと思いました」

ピッツェリア営業部・梶山晃市部長:
「新聞で外山さんの活動を見て賛同して、こちらから声をかけさせてもらいました。皆さん本当に楽しんで時間を過ごしていて、お客さまのいい笑顔もたくさん見られたので良かった」

チェロ奏者・外山賀野さん:
「お客さんの前での演奏は本当に幸せなことで、喜びを深く感じた。コロナ禍の前よりも、音楽が皆さまの身近なものになっていってもらえたら幸せ」