続く厳しい暑さ... なぜ、これまで出なかった? きょう、長野県内で初の『熱中症警戒アラート』 

続く厳しい暑さ... なぜ、これまで出なかった? きょう、長野県内で初の『熱中症警戒アラート』 
熱中症対策です。気象庁と環境省は熱中症の危険が非常に高まるとして、12日、長野県内に初めて「熱中症警戒アラート」を発表しました。アラートは気温や湿度から「指数」を算出し、警戒に役立ててもらうものです。しかし、県内全体でみると11日の方が厳しい暑さとなりましたが、アラートは出ませんでした。正しく理解し活用する必要がありそうです。

12日、県内で最も厳しい暑さとなったのは、飯田市南信濃。最高気温は36.6度まで上昇しました。

住民:
「ここは暑いときは恐ろしく暑い。夕べも寝れないほど暑かった。外に出ないようにしてる」

気象庁と環境省は、12日朝、県内に「熱中症警戒アラート」を初めて発表しました。アラートは関東甲信で試験的に導入されたもので気温や湿度、日差しの強さから「暑さ指数」を算出。指数が33を超えたら全県を対象に発表して警戒を促します。

12日、「危険」の33となったのは飯田市南信濃だけでしたが、飯田も31の「危険」、その他の地点も指数は「厳重警戒」となり、こまめな水分補給、外出や運動を避けること、エアコンなどを使って涼しく過ごすことが呼びかけられました。

ただ、気温だけをみると、おととい10日やきのう11日の方が高い傾向でした。

(記者リポート)
「県内で初めて出された警戒アラート。一方で、きのうより気温の下がった地域では戸惑いの声も聞かれました」

街の人:
「きのうの方が青空もあって、つらかった」

11日の最高気温は長野37.2度、上田37.6度。12日はいずれも下がっています。

梅雨明け後、県内も厳しい暑さが続き、少なくとも200人が熱中症の疑いで搬送され死者も2人出ています。

しかし、11日まで「アラート」は一度も発表されませんでした。気象台に尋ねると…。

長野地方気象台・金子由理絵気象情報官:
「湿度や輻射熱も関係するので気温だけで出されるものではない」

暑さ指数は気温だけでなく湿度で大きく動きます。気温が高くても湿度が低ければアラート発表基準の指数33にはなりません。

ちなみに、11日の長野は37度を超えましたが湿度は40パーセントほどで指数としては29の「厳重注意」でした。

「熱中症警戒アラート」はあくまで、あさ5時と夕方5時の時点での予想として出されるもの。気象台はアラートが出ていなくても気温や体調に応じて従来通り対策してほしいと呼びかけています。

長野地方気象台・金子由理絵気象情報官:
「アラートは暑さへの気づきのための情報。アラートが出ていなくても、今年はマスクをしたりいつもの夏とは違うと思うのでより一層、暑さに気を付ける必要がある