特養“ドーナツ事故” 准看護師の無罪確定 「ほっとした…仕事に誇りもちこれからも」

特養“ドーナツ事故” 准看護師の無罪確定 「ほっとした…仕事に誇りもちこれからも」
長野県安曇野市の特別養護老人ホームでドーナツを食べた入所者が死亡した事故で、業務上過失致死の罪に問われた准看護師の女性の逆転無罪が確定しました。女性は12日、会見を開き「ほっとした。この仕事は大変だがやりがいを感じている」と語りました。

無罪確定した准看護師の女性:
「無罪の判決が確定して本当に良かった。ほっとした気持ち」

ほっとしたと話した准看護師の女性。女性は2013年、安曇野市の特別養護老人ホームで、当時85歳の女性に誤ってドーナツを提供し、窒息死させたとして在宅起訴されました。

一審で有罪判決でしたが、二審の東京高裁は先月28日、「事故の予見可能性は低かった」などとして逆転無罪を言い渡しました。

11日が上告期限でしたが、東京高検は「適法な上告理由が見いだせなかった」とし上告せず無罪が確定しました。

これを受け女性や弁護団が12日、会見を開きました。今回の裁判では人手不足に悩む介護の現場から「個人の過失とされれば現場が委縮しかねない」との声も上がっていました。

無罪確定した准看護師の女性:
「その人らしく生きることができるよう、その人に合わせた介護していくことが大切。安全重視の介護となり、おやつも季節の行事もやめてしまう、それでは利用者の楽しみを奪ってしまう」

女性は今も特別養護老人ホームで働いていて、「大変なことが多い仕事だがやりがいも感じる。誇りをもってこれからも頑張りたい」などと話しました。