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「帰れないと」死を覚悟…山菜採り中に女性が遭難「どんどんわからない所に行っちゃって」 雨に耐え、一晩過ごす 翌朝、捜索隊が救助「もうやめます」

捜索隊

山菜採りの遭難です。長野県川上村の山林で6月8日救助された女性が、NBSの取材に応じ、遭難した状況などを語りました。県内では6月に入り、山菜採りの遭難が相次いでいて、県警も注意を呼びかけています。

捜索隊:
「みんなで広がってお互い見える範囲で捜索するということで」

8日朝、川上村の山林に入る警察や消防などの隊員。7日から行方不明になっていた山梨県の女性の捜索です。

女性は、仲間2人とワラビ採りに入ったまま、待ち合わせ場所に戻らず、行方がわからなくなっていました。

捜索開始から約2時間半、捜索隊が沢の近くで女性を発見。隊員が付き添いながら歩いて下山しました。

女性は疲れていたもののけがはありませんでした。

救助された女性:
「すみません。ありがとうございました」

女性は、何回もこの場所に来たことがあると言います。

なぜ、遭難したのか、当時の状況を聞きました。

救助された女性:
「どんどんわからない所に行っちゃって、まずいなと思ってあっち行ったりこっち行ったり。ずっと下ってから登ったんです。車がある所が見えるかと思って。全然見えないですよ。覚悟しました、帰れないと」

携帯電話を持っておらず連絡手段もありませんでした。

着の身着のままで雨に耐えながら一晩過ごしたと言います。

救助された女性:
「夕方から小雨が降って、大雨じゃなくて良かったです。あおむけになって寝たりうつぶせになって寝たりして。動くとずるずるどんどん下に下りてっちゃう。寒いですよ、これしか着てないから。でも絶対帰るって自分で思ってました。今度は来ないようにします。来年は88になるからね、もうやめます」

提供:長野県警

こちらは、県警山岳遭難救助隊がSNSで公開した2023年6月の遭難救助の動画です。

高山村の笠ヶ岳でネマガリダケ採りをしていた男性のもとに県警ヘリの隊員が駆けつけると―。

救助隊:
「けがはないですか?」

男性:
「ないです。ただ1日やっててこんなところに来たもんだから、ちょっと足が」

救助隊:
「歩ける?」

男性:
「歩けると思います」

救助隊:
「転んだりしていないですよね?」

男性:
「だと思います」

県警ヘリに引き上げる準備を進めているとー。

救助隊:
「これ持って行けないからね」

男性:
「これだけだめかい」

救助隊:
「これダメ、ダメダメ。こんなの持っていけない」

男性:
「あした…家族にやらなきゃいけねんだ」

隊員はネマガリダケを置いていくよう説得しますが、男性は抵抗します。

救助隊:
「これもう置いて、ダメ!!」

男性:
「はっはっはっは」

救助隊:
「悪いけど持って行けないもんで」

男性:
「う〜ん何でそんなにだめになっちゃうんだい?」

救助隊:
「ダメダメ」

男性は過去にも同じ場所で遭難したことがありました。

救助隊:
「救助されているという立場もちょと考えてもらっていい?」

男性:
「はい。2度目だから、はっはっはっは」

救助隊:
「2度ならば、なおさらだよ」

その後、県警ヘリで無事に救助されました。

県警によりますと、山菜採りの遭難は6月に入り3件発生しています。

山に入る際は、「必ず複数人で入山し、声が届く範囲で採ること」「携帯電話など通信手段を持っておくこと」「目立つ服装やライトを持参すること」などを心がけるよう呼びかけています。

提供:視聴者

こちらは、9日午後1時半ごろ、高山村でネマガリダケ採りのパトロールをしていた男性が撮影した映像です。

男性によると、親子のクマがエサを探しているように見え、親とみられる1頭は体長1メートル以上あったということです。

車が近づいても逃げていくことはなく、撮影した男性は「人に慣れてきているのかもしれず、怖い。気を付けないといけない」と話していました。

山菜採りでは、クマとの遭遇のリスクも高まるため、鈴やラジオのような音が出るものを携帯するなど対策も必要です。

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