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JAが佐久市に新たな「食肉工場」 松本市の施設に代わる拠点へ

佐久食肉工場(長野県佐久市)

2027年度いっぱいを目途に閉鎖が決まっている長野県松本市の食肉処理施設に代わるJAの新たな工場が佐久市にオープンしました。

佐久市にオープンしたのは、県農協直販の「佐久食肉工場」です。3月に解散した大手食品会社系列の食肉工場を買い取り、県内外への供給拠点として整備しました。

県農協直販・平林務社長:
「松本市の工場をいずれは移転しなければいけないので、この佐久を拠点として、県内・全国に発信していきたい」

県内の食肉の供給体制はJAにとって数年来の課題でした。中心となっていた松本市の施設がごみ焼却場の整備に伴い、2028年3月をめどに閉鎖することになったためです。

佐久市の食肉工場は、その機能を補う役割が期待されます。

県農協直販・平林務社長:
「松本の工場を失う形になるので、ここを拠点にすべての食肉事業をやっていきたい」

佐久食肉工場では当面、年間2万頭のブタの加工を行います。その後、松本の施設に代わって、県内外の年間8万頭のブタやウシの処理を行う体制を目指します。

移送コストの増加といった懸念は残りますが、県内外への食肉を供給する新たな拠点となります。

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長野放送ニュース