9月20日(金)放送

修験の里に続く火の祭り~飯山市小菅と柱松柴燈神事~

飯山市の北東にそびえる小菅山の麓。小菅集落は急な傾斜地に家々が続く。かつて修験の里として栄えたこの地には、信仰を集めた多くの歴史的建造物が点在している。
その中心としてとりわけ深く信仰されてきたのが、現在、国の重要文化財となっている小菅神社奥社本殿だ。小菅山の山頂近く、深い森の中に建つ本殿は、厳かな雰囲気に包まれている。
小菅神社では今年7月、3年に一度行われる式年例大祭「柱松柴燈神事(はしらまつさいとうしんじ)が開催された。国の重要無形民俗文化財に指定されているこの祭りは、2日間にわたり、様々な神事が繰り広げられていく。
祭りのクライマックスが柱松行事。2本の柱松に火をつけ、今年が天下太平か五穀豊穣かを占う火祭り。今から470年以上前の戦国時代には行われていたとされる。
小菅に暮らす人々が、何よりも大切に守り続ける柱松柴燈神事。「天下の奇祭」とも呼ばれ、深い信仰が支えてきた伝統の祭と、その信仰を育んだ小菅の集落を見つめる。