
NBS月曜スペシャルでは、かつて、界隈シリーズと題し、県下の様々な街を訪ね、そこに生きる様々な人たちの、暮らしの息吹を伝えてきた。過去に制作、放送したドキュメンタリー番組の中から選りすぐりの作品をアーカイブス放送する、NBS開局40周年記念シリーズ「あの時、この人、そして今」。8月24日は、界隈シリーズの一つ、1996年に放送した「汽笛が響いた街~長野市七瀬界隈~」を放送する。
JR長野駅の東側に広がる、長野市鶴賀の一画、七瀬地区。明治23年、旧国鉄長野工場の前身、鉄道局長野器械場の設置以来、七瀬は、鉄道と深く関わりながら、歴史を刻んできた。鉄道員の職員住宅が建ち並び、大正期以降、七瀬通りに面した商店は、「七瀬に行けば何でも揃う」と言われたほどに、大きな賑わいを見せた。
昭和40年代以降、旧国鉄工場の本所移転とともに、少ずつ寂しくなっていった七瀬の街だが、番組を制作した1996年にも、靴店、桶店、畳店、だるま屋、理髪店など、古くから続く商売を守りながら暮らす人々の姿があった。当時の番組は、仕事と家族を大切に生きる、市井の人々の生活と思いを情緒豊かに描いている。
制作から13年、当時未開通だった長野新幹線が開通し、地域再開発によって、七瀬の周辺は、大きな変貌を遂げた。経済状況も時代とともに厳しさを増してきたが、かつて取材した人々の多くが、今もそれぞれの場所で、懸命に生き続けている。今回は、96年の番組を一部再編集の上で放送、かつて取材した場所、人々の現在の姿を紹介し、時代が移り変わっても、決して変わることのない、かけがえのない仕事や家族、人生への思いを聞く。
8月24日(月)夜7:00~7:54放送
