
日本アルプスの総鎮守として信仰を集める穂高神社。
古代北九州から移り住んだ安曇族の祖神(おやがみ)「海神」を御祭神として祀っている。
毎年、本宮で御船祭り、奥宮で湖上渡りの神事が行われているが、本殿を造り替えて、新本殿に御神体を遷す「大遷宮祭」は、20年に一度の最も大きな神事。
本殿の建築は、古来より社寺建築の宮大工が行い、今回依頼されたのは、茅野市の宮大工 小平牧勇さん(55)。小平さんは、諏訪地方に伝わる社寺建築「大隅流」を学び、県内外の神社の建築や修復を行っている大隅流の第一人者。
穂高神社の本殿の建築は代々、宮大工の棟梁(とうりょう)が頭の中で図面を描き、造り上げたが、小平さんは、仕事場の床に原寸大の図面を描き作業を進め、その上に実際に本殿を組み立て、すべてをチェックした後、解体して遷宮祭までに完成させる。
また、境内には、県の無形文化財に指定され、3人の人形師が作った「穂高人形飾り物」が飾られる。そのうちの一人保尊和夫さん(82)は、穂高区の人形を50年以上も作り続け、後継者の育成にも力を注いでいる。
番組では、本殿がどう造られていくのか、宮大工の技を紹介するとともに、穂高神社を見守ってきた保尊さんの人形作りの過程を追いながら、大遷宮祭の準備風景、安曇野の伝統文化、自然を織り交ぜ、大遷宮祭の様子を伝える。
5月11日(月) 夜7:00~7:54放送
