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「台風19号レベルでもあふれない」 堤防の強化・河道掘削・遊水地  命と暮らし守る"緊急治水対策” 

長野市長沼地区の千曲川の堤防が決壊してきょう10月13日で3年になりました。命・暮らしを守るハード対策も課題の一つです。国や県が取り組む「緊急治水対策プロジェクト」。主な柱は「堤防の強化」「河道掘削」「遊水地」の3つ。2027年度までに「台風19号レベルでもあふれない」ことを目指します。

千曲川の堤防は決壊箇所の復旧は終わり現在は強化工事が進んでいます。

川幅が狭くなる、下流の中野市「立ヶ花」では川底を掘り下げる「河道掘削」を実施。

1年前と比べると、右岸の川底が見えなくなり、流れる水の量が増しているということです。

河道の掘削は長野市篠ノ井と飯山市戸狩でも進んでいます。

課題は大量に出る土砂の処分。

現在は千曲市の工業団地の造成に使われていて、国は引き続き受け入れ先を探しています。

川沿いの土地に水を引き込む「遊水地」は7カ所、計画されています。

農地などが水に浸かる為地権者の理解を求めるのが最大の課題です。
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長野放送ニュース

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